医局員・研修医募集
　九州大学病院小児歯科・スペシャルニーズ歯科では、随時、医局員・研修医を募集しています。当診療科には、口腔・顎・顔面疾患とともに全身疾患・障がいを同時に抱える新生児から青少年が多く来院します。小児科・小児外科病棟にはさまざまな病気や障がいをかかえるこどもが病と闘っています。このようなこどもすべてに適切に対応ができるよう、入局後は一定の期間、歯科麻酔科・ICUなどで全身管理と麻酔管理の研修を受けていただきます。また本人の希望と適性を考え、以下に示す目標のうち、いずれかを選択して研鑽を積んでいただきます。

1. 小児歯科を専門とする開業歯科医師として、第３次医療機関と連携を図りながら地域医療に貢献できるようになるために、第３次医療機関の役割を理解し、う蝕・歯列不正を中心とする一般小児歯科疾患の検査・診断・治療に必要な基本的知識と技能を習得する。
2. 九州大学病院をはじめとする、第３次医療機関で全身疾患や障がいを抱える小児の口腔・顎・顔面疾患について指導的立場で対処できるようになるために、小児の全身管理および麻酔管理に必要な知識と技能をさらに高め、小児の歯科口腔外科疾患すべての検査・診断・治療に必要な知識と技能に習熟する。

　当診療科は日本小児歯科学会および日本障害者歯科学会の卒後臨床研修施設として認定されています。希望者はこれらの専門医を取得することができます。ただし当診療科で研鑽に励む目的は、“こどもからも保護者からも、また社会からも高い信頼を得つづける力”を身につけることです。専門医の称号を獲得して満足することではありません。